遺言書
「 遺言書 」 は、遺言者の死後に、
その意思を実現させるための手段です。
1.遺言書の必要性
遺言書を作成することで
自分の思い通りに財産を分けることができます。
遺族は余計な気を使わず、無用な争いを避けることができます。
一方で、遺言書は、法律により厳格な要件が定められており、要件を満たさないと、せっかく書いた遺言も無効なものとなってしまいます。
専門家にご相談いただくことを強くお勧めします。
遺言書を作成する必要性が高いケース
・財産として、不動産はあるが、預貯金等が少ない
・経営者である
・子供たちの仲が良くない
・同居の子どもと別居の子どもがいる
・第三者に財産を譲りたい
・親を異にする子どもがいる
相続のポイント
遺言書は残された遺族への最後の心づかいかもしれません。
2.遺言書の種類
遺言書の種類、作成方法は法律で厳しく定められています。
ここでは、一般な遺言書をご紹介します。
自筆証書遺言
方式 |
個人で作成する |
作成方法 |
遺言者本人が全文、日付、氏名を自筆で書いて、押印する |
メリット |
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デメリット |
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公正証書遺言
方式 |
公証役場で作成する |
作成方法 |
公証人に遺言の内容を伝え、証書を作成し、公証役場で保管してもらう |
メリット |
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デメリット |
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3.遺言書の手続き
遺言書がある場合の相続の手続きは、下記のような流れになります。
また、まとめサイト等への無断引用を厳禁いたします。
この記事を担当した司法書士
司法書士法人クオーレ
代表
鈴田 祐三
- 保有資格
司法書士・行政書士・宅地建物取引士
- 専門分野
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相続・遺言・生前対策・不動産売買
- 経歴
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立命館大卒。平成13年司法書士試験合格。平成19年に鈴田司法書 士事務所を開設。平成27年に司法書士法人クオーレを立ち上げ、 代表を務める。事務所開設以来、多数の相続の相談を受けており累 計相談件数1,400件以上の実績から相談者からの信頼も厚い。