【相続登記・相続手続き・遺産分割】相続登記義務化を機に、法務局へ相談したが「一般的な案内」までで行き詰まり—書類収集から申請まで一括支援し、相続登記を完了した事例(名古屋市)
- 公開日:2026/02/27
- 最終更新日:2026/02/27
状況
名古屋市緑区にお住まいのK様(50代・男性)から、「相続登記の義務化が始まったので自分でやろうと思い、法務局の相談窓口に行ったが、思ったよりも難しくて自身でやるのは断念して、半年がたってしまった」とご相談をいただきました。
相続の対象は、お父様名義のご実家(名古屋市内の土地・建物)です。相続人はK様と妹様の2名で、ご兄妹の関係は良好。最終的には「不動産はK様が取得する」方向でまとまりやすい状況でしたが、妹様は仕事と育児で忙しく、何度も書類を郵送したり、平日に役所へ行ったりする負担が増えることを心配されていました。
K様は費用を抑えるため、まず法務局の登記相談(登記手続案内)を利用しました。法務局でも相続登記の相談自体は可能で、申請書の書き方や添付書類の種類など、手続きの一般的な説明を受けられます。
一方で、個別事情に踏み込んだ判断や、どの遺産を誰が相続するのが適切かといった法的助言、相続人間の調整などは基本的に対応範囲外です。
さらにK様の場合、次の点が壁になりました。
- 法務局は予約制で、相談時間にも制限があり、ケースによっては、短時間で全体像を把握するのが難しい
- 必要書類(戸籍、住民票除票、評価証明、協議書等)の“収集”や申請書作成は申請者側で行う必要がある
- 相続人の確定や遺産調査(不動産以外の預金・株式・負債などの把握)は、法務局が代わりにしてくれるものではない
結果としてK様は、「窓口で説明は受けたが、自分のケースに当てはめると何から手を付ければいいか分からない」「一度差し戻しになると、また仕事を休んで法務局へ行くことになるのが不安」という状態になり、弊所へご相談に来られました。
司法書士の提案&お手伝い
1)相続人確定を先に完了し、全手続きの土台を固定
相続登記に必要な戸籍の範囲を確定し、被相続人の出生から死亡まで連続する戸籍(除籍・改製原戸籍含む)を収集しました。法務局は相続人を確定してくれる機関ではないため、ここを先に固めることが差し戻し防止の要点です。
あわせて相続関係説明図を作成し、K様・妹様双方が同じ前提で理解できる状態を作りました。
2)不動産の特定と「登記仕様の書面化」で補正リスクを抑制
権利書や名寄帳から遺産となる不動産を洗い出し、登記事項証明書・固定資産評価証明書を取得し、土地の地番、建物の家屋番号、所在地表記を正確に確定。協議書・申請書に転記する情報を“登記で通用する表現”に揃え、後から補正が出にくい体裁に整えました。
3)遺産分割協議書作成と押印回収を“1往復”で完結
本件では不動産をK様が取得する方針が固まりやすかったため、協議内容を整理し、登記で使える遺産分割協議書案を作成しました。
妹様が県外在住のため、押印箇所を明示した書類と返送用封筒を同封し、貴重な休日を利用して、こちらまでお越し頂かなくとも手続きできるように工夫しました。
4)申請書作成・登録免許税の算定・添付書類の組み合わせまで一括対応
K様が法務局で特に難しく感じた「申請書の作り方」「添付書類の組み合わせ」「登録免許税の計算」を、弊所で一式整備しました。法務局から補正連絡が入った場合も弊所が窓口となるため、K様が仕事を休んで何度も法務局へ行く負担を抑えられます。
結果
弊所が、相続人確定のための戸籍収集から、遺産分割協議書の作成、申請書類一式の整備、法務局への申請までを一括で担ったことで、K様は「何をどの順番でやれば終わるのか」が明確になり、手続きが止まらずに相続登記を完了できました。
法務局の相談窓口は便利な一方で、案内は一般的な手続き説明に限られ、書類収集や作成は自分で行う必要があります。
本件ではまさにその点で行き詰まっていましたが、工程を組み直し、書面精度と押印回収の設計を先回りしたことで、差し戻しリスクを抑えながらスムーズに完了へ導けました。K様からは「法務局で聞いた内容が自分のケースに落とし込めず不安だったが、やるべきことが整理されて安心した」「妹とのやり取りも最小限で済み助かった」とのお声をいただきました。
相続登記の義務化をきっかけに、法務局の相談窓口を利用する方は増えています。法務局では相続登記の相談はできますが、申請書作成や必要書類の収集は自分で行う必要があり、個別事情への具体的助言は受けにくい点に注意が必要です。
✔法務局で相談したが、書類が多くて何から手を付ければいいか分からない
✔仕事が忙しく、平日何度も役所や法務局へ行く時間がない
✔義務化の期限が迫っており、確実に・最短で終わらせたい
という方は、まずは現状整理からご相談ください。
戸籍収集から登記完了まで、司法書士が責任を持って一括サポートいたします。
また、まとめサイト等への無断引用を厳禁いたします。
この記事を担当した司法書士

司法書士法人クオーレ
代表
鈴田 祐三
- 保有資格
司法書士・行政書士・宅地建物取引士
- 専門分野
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相続・遺言・生前対策・不動産売買
- 経歴
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立命館大卒。平成13年司法書士試験合格。平成19年に鈴田司法書 士事務所を開設。平成27年に司法書士法人クオーレを立ち上げ、 代表を務める。事務所開設以来、多数の相続の相談を受けており累 計相談件数1,400件以上の実績から相談者からの信頼も厚い。






















































