【相続手続き】相続手続き完了後に判明した「祖父名義の端株」を買取請求により解決したケース
- 公開日:2026/02/27
- 最終更新日:2026/02/27
状況
ご相談者様は、数年前にお亡くなりになった祖父の相続手続きを終えており、不動産の名義変更や預貯金の解約・分配もすべて完了しているものと考えていました。ところが、相続人の一人が整理のために古い書類を確認していたところ、祖父名義の株式に関する書類が見つかり、その中に端株(単元未満株)が含まれている可能性があることが判明しました。
すでに相続手続きは終わっている認識だったため、「今さら何をすればいいのか分からない」「少額の株式のために、また相続手続きをやり直す必要があるのではないか」といった不安を感じ、弊所にご相談いただきました。
問題点・課題
本件で問題となったのは、相続手続きから端株が漏れていた点です。不動産や預貯金と異なり、端株は評価額が小さく、証券会社を通じた取引もできないため、相続財産として見落とされがちです。証券会社の残高証明書には端株は含まれておりませんので、それにより、端株の把握漏れが起きやすくなっています。
また、名義人の祖父が既に死亡しているため、相続人が自由に処分することはできません。加えて、株主名簿管理人が途中で変更されており、どこにどのような書類を提出すればよいのか分かりにくく、手続きが困難な状況でした。
解決までの流れ
①株式の内容と管理状況の確認
弊所ではまず、株式の内容と管理状況の確認を行いました。過去の資料を基に発行会社と株主名簿管理人を特定し、現在の管理先を調査しました。
②買取請求の手続きと代金の分配
次に、相続関係を整理し、すでに完了している相続手続きとの整合性を確認した上で、端株については株主名簿管理人の信託銀行を通じて買取請求を行い、代金を分配する方法をご提案しました。
必要書類の作成、戸籍関係書類の確認、株主名簿管理人との連絡調整まで、すべて弊所にて対応しました。
解決結果
株主名簿管理人による確認手続きを経て、端株は無事に買取となり、相続人へ代金が支払われました。ご相談者様からは、相続が蒸し返されるのではという不安が解消され、専門家に依頼して良かったとのお言葉をいただきました。
司法書士からのコメント
端株や少額株式は相続手続きの中で見落とされやすい財産ですが、金額の大小にかかわらず適切な手続きが必要です。特に株主名簿管理人の変更や会社の合併がある場合、手続きは煩雑になります。
相続手続き完了後であっても、漏れていた財産については状況に応じた解決が可能です。株式の相続でお困りの方は、早めに専門家へご相談ください。
「すべての手続きが終わったと思っていたのに、新たな財産が見つかった」「どこに相談すればいいか分からない」という方は、ぜひ一度当事務所へ状況をお聞かせください。
✔相続手続き後に古い株券や書類が見つかった
✔少額の株式(端株)の処分方法が分からない
✔信託銀行等から送られてくる書類の内容を整理したい
漏れていた財産の整理も親身にサポートいたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。
また、まとめサイト等への無断引用を厳禁いたします。
この記事を担当した司法書士

司法書士法人クオーレ
代表
鈴田 祐三
- 保有資格
司法書士・行政書士・宅地建物取引士
- 専門分野
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相続・遺言・生前対策・不動産売買
- 経歴
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立命館大卒。平成13年司法書士試験合格。平成19年に鈴田司法書 士事務所を開設。平成27年に司法書士法人クオーレを立ち上げ、 代表を務める。事務所開設以来、多数の相続の相談を受けており累 計相談件数1,400件以上の実績から相談者からの信頼も厚い。






















































