疎遠だった父方親族との相続問題を解決したケース
ご相談内容
相談者:Aさん(30代・女性)
父方の祖母が亡くなり、突然相続に関する書類がAさんのもとに届きました。Aさんは幼い頃に両親が離婚しており、それ以降父方の親族とは疎遠な状態が続いていました。相続手続きについて知識がなく、さらに親族とのやり取りへの不安が重なり、「どのように対応すればよいのかわからない」と、当事務所にご相談いただきました。
問題点
1. 相続の流れが分からない
相続に関わるのが初めてで、手続きの進め方が全く分からない状況でした。また、法定相続人に該当するかどうかも明確ではなく、不安が大きいとのことでした。
2. 財産内容が不明確
祖母の財産については、不動産や預貯金などがあると聞いていたものの、正確な内容や価値についての情報が不足していました。
3. 親族との疎遠さ
父方の親族と長らく交流がなく、突然の相続話に対する心理的負担が大きい状態でした。特に、話し合いの際に何を主張すればよいか、どう進めるべきかが分からないと感じていました。
解決までの流れ
1. 初回相談と問題点の整理
Aさんから詳しいお話を伺い、相続手続きの流れや基本的なポイントを丁寧に説明しました。「何から手を付ければよいか分からない」との不安が強かったため、手順を段階的に分けて説明し、安心して進められる体制を整えました。
2. 相続人の確定と財産調査
まず、Aさんが法定相続人に該当するか確認するため、戸籍謄本を取り寄せて調査を行いました。その結果、Aさんが相続人であることが確定しました。次に、祖母の遺産内容を確認するため、他の親族が用意していた資料を精査しました。不動産や預貯金、少額の株式が含まれることが分かり、具体的な相続財産の全体像を明確化しました。
3. 遺産分割協議のサポート
Aさんは親族との直接連絡をされることに不安を感じていたため、当事務所が親族のと連絡を取り、財産全体の評価を基に、親族それぞれの希望を聞き取りながら調整を行いました。Aさんと親族の希望に沿った不動産と預貯金の分配案を作成し、他の相続人との合意形成をサポートしました。最終的に、祖母の遺産について親族間で円満に分配の合意をすることができました。
4. 名義変更などの手続き代行
不動産の名義変更や預貯金の解約手続き、その他必要な書類作成を当事務所が一括で代行しました。これにより、Aさんが親族とのやり取りや煩雑な手続きに悩まされることなく、スムーズに相続を完了することができました。
結果
Aさんは無事に相続手続きを終え、遺産分配を受けることができました。「相続手続きに対する不安が大きく、親族との関係性から心配していましたが、司法書士の方がすべてサポートしてくれたおかげで、安心して進めることができました。自分ひとりでは到底できなかったと思います」とのお言葉をいただきました。
解決のポイント
• 相続の流れを丁寧に説明し、相談者の不安を軽減
Aさんが初めての相続でも安心して進められるよう、手続きの基本を分かりやすく解説しました。
• 親族間の調整役として専門家が介入
Aさんの代わりに疎遠な親族との連絡をとり、中立の立場で遺産分割協議を進めることで、円滑な合意形成を実現しました。
• 手続き代行で相談者の負担を軽減
名義変更や書類作成を一括代行し、相談者が手続きに煩わされることなく安心して手続きを完了できました。
当事務所では無料で相談を承っております
Aさんのように、親族と疎遠で相続手続きに不安を感じている方でも、専門家のサポートを受けることでスムーズに解決することが可能です。
「どこから手をつければいいかわからない」という状況でも、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
また、まとめサイト等への無断引用を厳禁いたします。
この記事を担当した司法書士

司法書士法人クオーレ
代表
鈴田 祐三
- 保有資格
司法書士・行政書士・宅地建物取引士
- 専門分野
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相続・遺言・生前対策・不動産売買
- 経歴
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立命館大卒。平成13年司法書士試験合格。平成19年に鈴田司法書 士事務所を開設。平成27年に司法書士法人クオーレを立ち上げ、 代表を務める。事務所開設以来、多数の相続の相談を受けており累 計相談件数1,400件以上の実績から相談者からの信頼も厚い。